私は23歳から不動産仲介業を通してお客様にコンサルティングサービスを提供してまいりました。
言われたものを探すだけではなく、プロの知見を加味して物件と市場を繋げていくというイメージです。
自分が専門家として知識付け多くの取引経験から技術を磨く、それがお客様の利益となると考え、一般的な不動産営業マンでは触れることも無いような資格を得てきました。
ところが、昨今のネット情報時代に突入し、皆さまがスマホを持ち歩くようになると一部のお客様が不動産会社に求める仕事は「物件を紹介する仕事」から「取引の手続きをする仕事」に変化してきたように思います。
そんな市場に応えるように、仲介手数料の割引・無料をうたうネット広告が集客ワードとして広がるようになり、手続き業として仲介手数料を支払うのは割高に感じるようになったのではないでしょうか。
しかしながら、もともとコンサルティング仲介と称してお客様のご希望と物件市場とのズレを専門的な視点でロジカルに仕分けてご説明し、ゼロベースで不動産取引を成立させてきた私からすると、手続き業と一緒くたにされることは全く容認できるものではありませんでした。
そんなとき、友人から不動産購入について相談を受けて気づいたのが、独立した不動産コンサルタントという職業です。その友人の言葉を借りると「買いたい物件はだいたい定まってきたんだけど、どうも物件担当者の回答や説明を素直に信じられない。だって、その物件を売ることで利益を得る人間だから」と言うのです。つまり、物件を絞り込んで行けば行くほど、決断の瞬間に一番近くにいる不動産の専門家は、検討物件の担当者であり、その物件を売ることで利益を得るポジションなのです。
では、不動産コンサルタントは何が違うのか?
私は不動産取引自体をコンサルする立場なので物件情報は紹介しません。
→狙う物件の方向性や条件を決めたら、物件情報はどこの不動産会社でもネット情報でも構いません。
私はどの物件をいくらで成約してもフィーが変わりません。
→検討物件の価格を近隣事例と比較して、具体的な価格交渉の提案をしたり、リフォームなどの相見積もりをして総経費の削減に努めます。
不動産を流通させる業種の中に新しい選択肢を持っていただきたく「不動産コンサルタント」というサービスを開始いたしました。